スポンサーサイト --.--.--


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

クライストチャーチと地震とぼく 2013.02.22


pray-for-chch.jpg


ぼくが1年間住んでいたクライストチャーチで起きた地震からもう2年が経ちました。




ぼくは地震が起きたとき、ちょうどスーパーマーケットのバックヤードの大きな冷蔵庫の中にいました。
目だけがすばやく動き、高く積み上げていたトマトやキャベツがみるみる倒れているのが見えました。


eq4.jpg


「急いで逃げないと。」

そう頭では思っても、体が揺れに対する反動からか数秒動けませんでした。
揺れが少し収まったとき、同僚の人が「早く外へ出ろ!」と
僕に言いました。

それまでも余震がたびたびあるような環境だったので、
最初僕はこの地震がどれほどひどいものなのか気付きませんでした。
平静を装いながら、お店の駐車場へ走りました。
「落ち着け。落ち着け。」と心で唱えながら。

外へ出るとき、走りながら店長の奥さんが
「ひろ、あなたは大丈夫?」と何度も繰り返して言ってきてくれました。
ぼくは「はい。大丈夫です。」と心あらずの声で答えました。




eq3.jpg

駐車場の地面が割れていました。
茶色の水がどんどん溢れていました。液状化現象。



これを見て、事の深刻さをようやく理解しました。
「これは今までのものとは違う。」既に遅すぎる理解でした。


ぼくはお店の入り口に走り、お店の中にお客様が残っていないか
見に行きました。そこには、花を担当していた女性がおり、
お客様を外へ誘導していました。
ぼくはただそれを見守るだけでした。

それから、怪我をしている同僚の人がいるのを見ました。
泣いている同僚の人もいました。

お客様は大抵避難されたようでしたが、駐車場に車椅子にのった
おばあちゃんの姿がありました。
ひどく震えていました。今にも意識が遠のきそうなくらい。

周りの従業員がしきりに声をかけて励ましていました。
ぼくも何とか励ましてあげたいと思って、
「何を言えばいいだろう何を言えばいいだろう。」と真っ白の頭の中で考えました。





一生懸命考えて、でも、何もいえませんでした。
薄弱な英語力。自信のなさ。
声すらかけられませんでした。ただ、茫然と、おばあちゃんを、
痛々しい姿となったお店を眺めているだけでした。






無力。








あのときほど、ぼくは自分を無力と思ったことは今もありません。
そして、同じお店で働く人たちが周りにいるにもかかわらず、
あれほどの孤独感は初めてでした。







それから少し経って、ぼくも住んでいた場所が心配になって帰りました。
そこからは、しばらくトイレも使えず、まるで避難民の生活でした。








しばらくして、お店は閉店しました。








今でも店長がみんなを集めて、少し高い箱に立って、泣きながら
「お店は閉店します。みんな、ごめん。。」
と言った姿を鮮明に思い出すことができます。

そして女性従業員の多くが泣き崩れている姿を忘れることができないのです。

・・・





あの地震からぼくは自分の人生をより深く考えるようになりました。
人生、自分の思い通りには進まない。
この言葉を身を持って体験しました。
今では感謝すらしてしまいます。

ただ、あの地震がなかったら、ぼくの人生もまた違っていたのも事実。
あれから2年。
毎年僕は思い出し、毎年、人生とは何か、考えるのでしょう。




あの地震で傷ついた人が一日でも早く元気になれますように。



苺ジャム 2013.02.07


satinoka2013no4.jpg


先日、職場でイチゴの見切りが出たので(毎日出るが)、
ちょうどよいと思い、7パック購入。いちごのジャムを前々から作りたかったのだ。





satinoka2013no6.jpg

買ったのは「幸の香(さちのか)」。

果肉が少し硬めで、濃い赤色。酸味も甘みもあり、個人的に大好きな品種。
酸味があるので、ジャム作りにも適していた。





satinoka2013no2.jpg

へたを取る前に洗うと、ビタミンCの損失が防げる。
水滴のついたいちごはどうしてこうも美味しそうなのか。





satinoka2013no3.jpg

その後、へたを取り、タオルで拭いてあげた。かわいい。






satinoka2013no1.jpg

で、しばらく砂糖とレモン汁を加え煮ていたのだが、一向にとろとろしてこない。
(砂糖の量が原因??苺本来の味を味わいたかったので、少なめにした。)






satinoka2013no8.jpg
結局出来上がっても、とろみがなく、イチゴ汁みたいになってしまった。
でも、非常に香り良く、美味しいジャムになったと思う。





satinoka2013no5.jpg

写真ってすごいなー、と思えるのは、こうしてできあがった失敗作(?)でも、
ちゃんとしたモノに魅せてくれること。
感謝。





satinoka2013no9.jpg

ということで、このごろは毎日夕食後、トースト2枚取り出して、
お手製のジャムを塗って食べている。

自分で作ったものだから、やっぱり愛情があるものだと感心する。
食べてて飽きないし、もっともっと食べたくなっている。
何よりイチゴが好きなんだろうな。





ちなみにニュージーランドには、イチゴは品種別で売るわけでもなく、
ただ1種類だったので、こうやって日本に生まれてきて良かったとも思える。

だって、あまおう、あきひめ、さがほのか、とちおとめ、さちのか、とよのか・・・etc
自分のお気に入りを見つけられるんだから、いいものだ。



大好き。





やまもとひろき
gay / produce worker / 27years old / Okayama / music / books / vegetables / fruit
(同性愛にご理解のない方は、閲覧をご遠慮ください)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。